われもの注意

軽い薄い重なる強い

「割れにくい」土の器の誕生

「TOU」は、従来の土の器が抱えていた「割れやすい」という課題を、独自に配合した粘土と信楽の窯業技術によって解決しました。耐久性が高く、破損率を抑えた、まさに「割れにくい」土の器を実現したのが「TOU BASIC」シリーズです。曲げ強度試験の結果は、通常の陶器の約2倍という驚異的な強さを誇ります。この粘土は、釉薬が染み込みやすく、信楽らしい緋色と釉薬の光沢が織りなす、奥行きのある表情を楽しめることも特徴です。熟練陶工の技術と情熱が、従来の陶器の概念を覆し、土の器の可能性を広げる画期的な強化粘土を誕生させました。

陶工と料理人

日本の陶器文化は、世界でも類を見ないほど奥深いです。四季折々の食材を器に盛り付け、その景色を鑑賞し、器を手にとって季節の移ろいや美しさを感じ取るなど、器は食事を楽しむために欠かせない存在です。茶人や料理人は積極的に土の器を使い、陶工は芸術的な土の器を作り続けてきました。食事を単なる行為でなく一種の行事として捉え、その場を彩る器にまでこだわり続けてきたからこそ、豊かな文化が築かれたといえます。『TOU BASIC』は、そうした歴史の上に立ち、陶工と料理人の、器に対する熱い想いを繋ぎ、時代にあった土の器を創り続けていきたいと考えています。

飲食店で働く人々の厳しい要求

飲食店では、食器は日々過酷な扱いを受けます。
洗い場のスタッフは、耐久性と扱いやすさを求め、効率的な作業をしたいと考えます。料理人は、料理を魅力的に見せ、お客様に満足してもらうために、見た目の美しさや汎用性を重視します。一方、購入する立場からは、手頃な価格であることやまとめ買いしやすいことなどが食器選びの基準になります。これらの異なるニーズを、従来の食器は全て満たすことができませんでした。耐久性があり、扱いやすく、どんな料理も引き立て、多様な要求に応える業務用の土の器が求められていました。

「プロダクトの器」とは?

陶芸とは、作家の表現を軸に作られた、いわば「アートの器」です。一皿一皿が作品としてつくられている為、同じものを継続的に手に入れる事が難しくなります。一方『TOU BASIC』は使い手のニーズを軸に作られています。無駄のないシンプルなフォルムで料理を盛り映えさせる。スタッキングが可能で、かさばらずに効率よく収納できる。勿論、食洗機やレンジで使える。そして、1枚でも100枚でも繰り返し購入できる。このように使い手の立場にたち、企画から製造、梱包まで 一貫したコンセプトで作られた、いわば「プロダクトの器」といえます。

BASICシリーズの特徴