檜皮黒(ひわだぐろ)は、日本の伝統的な釉薬の一つです。暗褐色で、まるで檜の樹皮のような、侘びた風合いが特徴です。鉄分を多く含み、焼成によって独特の深みと光沢を生み出します。素朴でありながらも、奥ゆかしい美しさをたたえる釉薬として、茶陶などを中心に用いられてきました。